ウェブで水稲栽培日誌 - 愛知・JA尾張中央

県内初、提出の負担減

 愛知・JA尾張中央の農業振興部営農指導課は、県内初の試みとしてウェブ栽培日誌に水稲の栽培日誌を新しく導入した。それに合わせ、8月中旬にかけて本店や支店、営農生活センターでその使用方法を説明する個別相談会を開催し、生産者100人以上が参加した。

 ウェブ栽培日誌は、生産者に記録・提出を義務付けている栽培日誌をデジタル化し、パソコンやスマートフォンなどから手軽に入力できるようにしたもの。JAでは栽培日誌の提出から判定までの利便性向上と販売チャンスのロス解消を目的に、産直出荷者を対象に2年前から導入している。

 今回は新たに水稲の栽培日誌もウェブ提出できることで、より幅広い生産者のサポートを図る。JA担当職員は「デジタル化を進めることで生産者の負担軽減につながればうれしい。今後はGAP(農業生産工程管理)シートの提出をデジタル化することを目標に、一層の利便性の向上を目指す」と意気込みを話した。


<2023年8月29日(火) 日本農業新聞 ワイド1東海>