静岡県
自然の力を生かした、環境に優しいお茶を生産・販売-静岡・JA遠州夢咲
もみ殻由来のバイオ炭で茶園の土壌を改良
JA遠州夢咲は、バイオ炭を施用して生産した深蒸し茶の販売を始めた。バイオ炭を活用した商品の開発・販売は、同JAで初の試み。「SDGsバイオ炭茶」と名付け、菊川市のJA菊川茶直売所で、1袋75グラム(ティーバッグ5グラム×15個入り)756円で販売中だ。
同JAは2022年4月から25年8月の期間、茶生産でのバイオ炭活用の研究を行い、もみ殻由来のバイオ炭を茶畑の土壌に混ぜ込むと、茶園の土壌を改良し温室効果ガスを減らす効果があるかなどを調べてきた。
今回の商品は、25年5月に、菊川市の試験地で収穫された一番茶をティーバッグに加工した。パッケージには「土に、未来を蒔(ま)く!遠州夢咲の深蒸し茶」と書かれ、裏面ではバイオ炭を施用することで期待される効果などを説明。通常の深蒸し茶と同様に、深い緑色と、香り高く、渋味の少ないまろやかな味わいを楽しめる。
茶業振興センターの河原崎繁センター長補佐は「商品をきっかけに、バイオ炭を知り、関心を高めてもらいたい。自然の力を最大限に生かした、環境に優しい茶を堪能してほしい」と期待した。
「SDGsバイオ炭茶」は、単品の他、「深蒸し茶飲み比べセット」として従来の方法で管理された深蒸し茶とのセット商品(1620円)としても販売している。
<2025年11月5(水) 日本農業新聞 朝刊 ワイド2東海>