岐阜県
段ボールコンポストで堆肥作り 地域の思いJAが活動継承へ-岐阜・JAひだ
ごみの減量化や食品ロスへの意識向上で循環型社会を目指す
JAひだは1月下旬、下呂市のJAひだ萩原支店で、生ごみを発酵させて堆肥にする「段ボールコンポストによる自家製堆肥づくり講座」を開いた。講師は市民グループ「下呂市女性きらめきの会」のメンバーで、JAの支店運営委員や職員など約40人が参加した。
2023年に同市とJAが県内で初めて持続可能な開発目標(SDGs)の推進とごみの減量化の促進に向けた連携協定を締結して以来、同市内の支店協同活動として3年目の取り組み。講座は、焼却ごみの3割を占める生ごみを家庭で堆肥に変えることで、ごみの減量化や食品ロスの意識向上につなげ、環境負荷の少ない循環型社会の形成を目指す。
当日は、講師が自家製堆肥を持参し、発酵を進めるこつを紹介。見本用の段ボールを組み立て、土壌改良材「ピートモス」と「くん炭」を3対2の割合で投入して混ぜ、段ボールコンポストを作った。参加した女性は「父が家庭菜園をしており、畑に自家製堆肥を活用したい」と話した。
講師の北條多美江さんは「JAとタッグを組み、多くの人に知ってもらい感謝している。会は会員の高齢化で3月で解散するが、地域に根付いた取り組みをJAに託したい」と語った。同支店の日下部光行支店長は「地域の人が地域のために続けてきた活動の火をJAとして受け継ぎ、絶やさず取り組んでいきたい」と意気込んだ。
参加者には、市が段ボールコンポストに必要な資材セットを無償提供した。また、同市のJA益田営農センターでは資材一式の特設コーナーを設け、住民の需要に応えている。
<2026年2月7(土) 日本農業新聞 朝刊 ワイド2東海>