エダマメ出荷開始 1億円産地へ - JA越後ながおか

早生種「陽恵」から晩生種「肴豆」 リレー販売

 JA越後ながおかは2日、今シーズンのエダマメ出荷を始めた。10月上旬まで約100日間にわたり、早生種の「陽恵」から晩生種の「肴豆」まで11品種を途切れなくリレー販売する。JA集荷施設には、枝付きのものから選別済みのものまで4形態が持ち込まれ、脱莢(だっきょう)や洗浄、選別、袋詰めなどの工程を経て、県内外の市場へ出荷される。

収穫作業の軽減へ 専用機械の貸し出しも

 現在、生産部会員は52人、栽培面積は約35ヘクタール。2020年度の販売高計画は7800万円で、22年度での1億円達成を目指す。
 JAは目標達成に向けて、10アール収量と品質のアップ、栽培面積の拡大、ブランド化を課題とした。目標10アール収量は現状から2割増の350キロとし、品質面では歩留まり率で1割アップの7割を目指す。面積拡大は早生種を中心とし、作業の効率化を図るため機械での収穫に合わせた栽培方法の普及に努める。ブランド化では、晩生種「越一寸」を中心とした長岡産エダマメのPRに力を入れていく。
 生産者への支援策として、品種別の作付け指導や圃場(ほじょう)での指導会、圃場巡回に基づく情報提供や個別指導などを実施。収穫作業の軽減を図るため、専用機械の貸し出しも行っている。部会員の佐藤誠さんは「巡回時に圃場で指導を受けることができ参考になった。個別指導を兼ねた定期的な巡回をしてもらえれば」と、今後の対応に期待する。(日本農業新聞2020年7月5日エリア信越より)