融資利用者向け 初の産直見学会  - JAあいち海部

「JA産直を利用したい」参加者が声

 JAあいち海部は12月中旬、津島市にある本店で、同JA融資利用者に向けた産直見学会を初めて開き、4組10人が参加した。同JAの融資を利用している准組合員のうち、産直利用のない顧客に向けてダイレクトメールを送り、参加を募った。産直を基点に准組合員の複数事業利用を促すことで、農家所得の向上や地域農業の振興につなげたい考えだ。
 同日は、准組合員向けの同JA紹介冊子を用いたJAの事業説明や、同JAが動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している産直の安全・安心への取り組みなどを紹介した動画を視聴。その後、同JA職員で野菜ソムリエの服部妙子さんが、野菜の保存方法や食べ方などをクイズを交えて講演し、実際に産直施設を見学しながら地元野菜の魅力を伝えた。
 参加者からは「大小さまざまな形や種類の豊富さに驚いた」「これからJAの産直を利用したい」との声が聞かれた。見学会の最後にはアンケートを実施。産直野菜を詰め合わせた野菜BOXを手土産として贈った。
 担当した同JA企画部企画課の山田里奈さんは「今回いただいた声をもとに、工夫を凝らしながら継続して開催し、地域農業応援団の拡大に努めたい」と話した。(日本農業新聞2020年12月30日付ワイド2東海より)