「1職員1資格」取得推進をめざす - JA秋田おばこ

自己改革、全職員85%取得をめざす

  JA秋田おばこは2021年度から、JA職員としての知識習得やスキルアップに向けて、1職員1資格の取得に取り組んでいる。対象は契約職員も含めた全職員で、同年度は437人が一つ以上の資格を取得し、年度目標の70%以上合格を達成した。22年度も重点施策に掲げ、積極的な取得を呼びかけている。

 対象の資格は、JA職員資格認証を優先とするが、JA職員として業務に活用できるものであれば、職種に関係なく自由に受験できる。また、ファイナンシャルプランナーや毒劇物取扱主任者など、JAが定める45の公的資格などを取得した職員には奨励金を支給し、自己啓発や能力開発の醸成を支援している。

 JAでは、収益構造の改善や持続可能な経営基盤の確立・強化に向けて、組織再編や人員の適正配置などを実施。これまでの1人1業務を担当する体制から、2人で複数の業務を担当する体制づくりを進めており、パートナー制度による2人一組での渉外活動などで業務の効率化や合理化を図っている。

 1人1資格取得は、これらの自己改革の一環として実施。JA職員として必要な知識を幅広く身に付けるため、22年度も全職員の85%の取得を目標に取り組みを進めている。


<2022年6月21日(火)付け  日本農業新聞  ワイド2東北>