地域になくてはならない存在に - JAはが野

福祉施設に癒し系ロボ導入

 2018年度より、JAはが野が運営するデイサービスセンター(通所介護施設)に癒し系福祉ロボットを2台導入した。ロボットの名前は「パルロ」、高度な人工知能を搭載している。人の顔を覚えて会話をしたり、健康体操・歌・踊りなどレクリエーション活動ができるコミュニケーション型ロボットで、利用者の自立支援などが期待できるほか、職員が利用者のサポートに専念する時間が増加しサービスの質の向上も見込まれる。
 2018年4月18日にデイサービスセンター「すこやか二宮」でお披露目会を開き、施設利用者とスタッフの前で「朧月夜」「ふじの山」「ソーラン節」の3曲を披露したり、体操を呼びかけたりと大活躍だった。
 利用者からは「歌が上手なんだねえ」「踊りもばっちりだわ」などの声が寄せられた。今後、パルロは1カ月ほどの間隔で6カ所のデイサービスセンターを巡回し、皆さんに元気と癒しを届ける。

移動金融店舗が地域をサポート

 JAはが野は3月中旬から、管内3町を対象に移動金融店舗「未来ちゃん号」の運行を開始した。JAが「創造的自己改革の実践3カ年計画」で掲げる「豊かで暮らしやすい地域社会の実現」に向け、JAの店舗から離れた地域の利用者へ金融サービス・生活インフラを提供する。
 「未来ちゃん号」は①普通貯金の入出金②通帳の記帳・繰り越し③定期貯金通帳への預け入れ④公共料金の納付⑤市町村税・県税の納付⑥各種相談――の業務を取り扱う。災害時にはJA管内の店舗の代替だけでなく、県内外にも派遣してサービスを提供する役割も果たす。(日本農業新聞2019年 3月 29日付北関東版より)

移動販売車で組合員の生活を快適に

 JAはが野は経済事業の自己改革の一環として、移動販売車「わいわいはが野号」を導入し、10月30日に真岡市の本店で出発式を開いた。JA全農とちぎが運営する食材宅配事業「JAふれあい食材」とJAはが野が協力・連携した事業で、県内JAでは初の取り組みで全国的にも珍しい。
 同車の本格的な運行は11月1日からで、組合員宅を1戸1戸訪問し、弁当や飲料など農作業の合間に手軽に食べられる商品を中心に販売。同車の導入で、組合員や地域住民の生活サポートと地域の活性化を目指す。(日本農業新聞2018年 10月31日付北関東版より)