果実ブランド化を加速 - JAいすみ

ブルーベリーの規格厳守徹底

 JAいすみブルーベリー出荷組合は6月10日、いすみ市のJA福祉センターで、出荷本番を迎えたブルーベリーの出荷査定会を開き、果実の表面、大きさなどを念入りに確認。ブランドの確立に向け、大粒果の出荷を申し合わせ、規格厳守を徹底した。生産者・市場担当者ら18人が参加した。
 同組合は「いすみのブルーベリー」をブランド化しようと、「大粒でおいしいブルーベリー」にこだわり出荷をする。大粒で粒ぞろいが良く、程よい甘味と酸味が売り。品質の良さから年々ファンが増え「果実が大きくてびっくり」と好評を呼んでいる。
 同組合は8月下旬まで出荷し、出荷量は約6,000ケース(1ケース1キロ)を見込む。(日本農業新聞2019年6月15日付首都圏版より)

梨「幸水」現地調査で生育確認

 一宮町(JA長生管内)といすみ市岬町(JAいすみ管内)の生産者で組織する一宮・岬梨組合の岬支部は6月4日、早生品種「幸水」の生育状況を把握しようと、いすみ市内にある雨よけ施設付きの圃場(ほじょう)28カ所を巡回した。巡回は、生産者、夷隅農業事務所・JAいすみ担当者ら25人が参加。圃場ごとの違いを見比べながら調査を行い、管理方法を相談し合った。
 圃場ごとに、1平方メートル当たりの着果数、果実20個の直径平均値を調査。全体で着果数は10個程度、果実の直径は約40ミリと分かり、ほぼ平年並みの生育状況を確認した。
 同組合は大玉で甘い高品質梨「ながいき梨」のブランドを売りに、毎年7月下旬頃、県で最も早く梨の出荷が始まる。出荷は「幸水」から始まり、その後「豊水」、晩生品種「あきづき」などが続く。(日本農業新聞2019年6月8日付首都圏版より)