TAC 診断表基に担い手指南 - JA佐波伊勢崎

理想の経営導きます

 JA佐波伊勢崎は、新規就農者にJA群馬担い手サポートセンターの「簡易経営診断表」による経営診断を勧めている。決算書で容易に診断でき、結果を基に、地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC=タック)から、経営規模や品目などの提案を受けることができる。
 診断結果を踏まえて新規就農者は「こうありたい」という理想の経営状況を設定、TACはそのイメージを共有する。その上で診断結果に任意の面積、10アール当たり収量、単価などの数字を入力して経営をシミュレーションする。
 就農2年目の田部井暉さん(22)は、就農当初からJAのTAC・江原克法さんに、営農指導や補助金申請のサポートを受けている。「イチゴの観光農園経営」という夢に向け、規模拡大や人員雇用などを考えており、経営診断を行った。
 田部井さんは「就農したばかりで、今後数年は設備投資や人員雇用などで大きく数字が変わる。定期的に診断を受けて、経営の数字を確認しながら目標に向かって頑張りたい」と抱負を語る。(日本農業新聞2019年8月2日付北関東版より)