金福すいか銀福すいか ジェラートいかが  - JA福井市

甘味 すっきり爽やか 福井市特産

 福井市が特産化を進めている小玉スイカ「金福(きんぷく)すいか」と「銀福(ぎんぷく)すいか」で作ったカップ入りジェラートが、7月に発売された。「金福すいか」は黄色の皮に赤い果肉、「銀福すいか」は緑色の皮に黄色の果肉をしており、どちらも福井市園芸センターが開発した種なしの小玉スイカ。
 商品開発には、昨年のジェラート日本選手権で優勝し、地元農産物を使ったジェラート作りに取り組んでいる「ジェラートトリノ」の森國晶子さん(39)が全面協力した。今回のジェラートを作るに当たって「食べた人が、そのままスイカに丸かじりしたような気持ちになる味を目指した」と話す。
 素材本来の味を最大限に生かすため、皮をむいたスイカを丸ごと使用。水は使用せず、砂糖は控えめにしながら味を調整し、金福の甘過ぎない、さっぱりとした食感と銀福の強い甘味、後を引かない爽やかな酸味を表現した。同JAの農産物直売所「喜ね舎 愛菜館」で販売を始め、県内の直売所や道の駅、同市の各施設を中心に、順次販売を拡大していく。(日本農業新聞2019年8月4日付北陸版より)