飼料用稲→ブロッコリー→麦 新たに挑戦 - JAながさき県央

収入向上へ年3作

 JAながさき県央管内の波佐見町で、農事組合法人岳辺田が今年からブロッコリー生産を始めた。同法人はこれまで米・麦生産が主だったが、所得向上を狙い、新たに畑作に挑戦。「もうかる農業」を実現するため、振興作物ブロッコリーの栽培に取り組んでいる。
 ブロッコリー栽培には、1週間前に飼料用稲を刈り取ったばかりの20アールの圃場(ほじょう)を利用。試行錯誤しながら定植機でブロッコリー苗を植え付けた。
 今年は8月盆明けの大雨の影響で、飼料用稲の刈り取りが遅れた。条件がそろえば通常なら8月下旬に刈り取り、9月上旬に早生品種のブロッコリーを定植。11月に収穫し、その後は麦の生産が可能となる。1圃場で1年3作が実現できる。(日本農業新聞2019年10月5日付ワイド1九州より)