狭山茶生産振興へ 来年4月に合併 - JAいるま野

生産拡大へ JA狭山茶業と

 JAいるま野とJA狭山茶業は9月下旬、それぞれ開かれた理事会と臨時総会で、両JAの合併を承認した。今後、合併認可申請などの手続きを経て、来年4月1日に合併する予定だ。
 JAいるま野管内は、全国でも有名な「狭山茶」の産地として知られる。一方、全国的にリーフ茶の消費量は減少傾向にあり、狭山茶も例外ではない状況が続いている。そこで、こうした状況に歯止めをかけ、さらなる消費拡大と生産振興を図ろうと、昨年9月から両JAで合併に向けての協議を重ねてきた。
 JAいるま野の大木清志組合長は「JA組織として狭山茶の産地としての一翼を担うとともに、茶農家の所得増大と生産の拡大を目指して取り組んでいきたい」と今後の意気込みを話した。
 合併後は、県内外に広く狭山茶のPR活動に努めるとともに、茶の品質向上に向けた取り組み、販路拡大、新たな狭山茶ブランドの構築を図っていく。(日本農業新聞2019年10月11日付ワイド2首都圏より)

JAいるま野の大木清志組合長(左)とJA狭山茶業の代表者