甘酢漬け3種類開発 JAとワンチーム - JAあさか野

管理栄養士の資格を持つJA職員を交え

 埼玉県朝霞市内で農業を営む須田弘美さんは、JAあさか野職員らと共に6次化に取り組み、3種類の甘酢漬け加工品を開発した。
 6次化に取り組むに当たり、加工場の新設や冷蔵庫などの備品をそろえるため、JAグループさいたま県域応援メニュー「6次産業化新商品開発支援助成」を活用した。申請手続きは、地域農業の担い手に出向くJA担当者(愛称TAC=タック)に相談し支援を受けた。商品開発は、管理栄養士の資格を持つJA職員を交え、野菜の切り方や味付け、品質表示に至るまで、何度も打ち合わせを重ねた。 
 販売についてもパート職員の意見を参考にするなど、多くの人の協力のもと「ONE TEAM(ワンチーム)」で商品が完成した。 
 新商品は、須田さんの畑で栽培したダイコンとカブ、庭で取れたユズとレモンを使用して甘酢漬けにした。
 須田さんは「普通の農家が6次化に取り組むことで、こんなことができるんだと、農家の皆さんに感じてもらいたい。それが所得拡大につながればうれしい」と話した。(日本農業新聞2019年12月22日付エリア首都圏より)