営農提案力磨こう 市場開拓等学ぶ - JA新潟市

組合員・利用者に信頼される職員を育成

 JA新潟市は23日、若手・中堅営農指導員らを対象とした「営農指導員等スキルアップ研修会」を開いた。第5次中期3カ年経営計画に掲げている営農指導員のレベルアップや組合員・利用者に信頼される職員の育成を目指し、22人の職員が受講した。研修会は11月から全3回で開き、今回が最終回。外部講師2人を招き、組合員対応時におけるコミュニケーション力と提案型営農指導の実践に向けた企画・提案力の向上について学んだ。
 外部講師の1人は「学校給食用食材の商品開発 市場開拓」について説明した。学校給食業界は、添加物を極力使用しない食材を提案していくことなどで信頼を得てきたことを報告。「JAと地場産農産物を使った商品を開発してみたい。JAからも提案してほしい」と呼び掛けた。
 研修会に参加した営農販売課の池田瑞穂さんは「他部署の先輩たちとのグループ討議で強みや弱みを共有できた。いろいろなことにチャレンジしていきたい」と抱負を述べた。
 企画運営した金子琢也中部営農センター長は「この研修をきっかけに、若手職員が中心となって時代に即したアイデアや意見を活発に出し合える職場づくりを進めたい」と意欲を示した。 (日本農業新聞2020年1月26日付エリア信越より)