移動販売マルシェ始動 毎週木曜 - JA三島函南

駐車場で地場産アピール

 JA三島函南のファーマーズマーケット「フレッシュ」は、三島市内の市街地に出向き農産物を販売するマルシェ活動を3月から本格的に始めた。地域との交流を目指し、毎週木曜日午後3時から2時間、飲食店の駐車場などで新鮮な農産物を販売。地元の野菜をアピールし、地産地消の拡大を後押しする。
 「もっとフレッシュを利用したい」という利用者の声を受け、移動販売に乗り出した。フレッシュを利用する飲食店「Pizzeria Bar Diciotto」のオーナーの山本貴広さんの好意で、同市の伊豆箱根鉄道広小路駅から徒歩約2分の駐車場6台分のスペースを無償で借りる。
 同マルシェは交通手段がなく、フレッシュへ来店できない人だけでなく、季節の野菜や珍しい野菜など少量多品目の野菜がそろうと、見た目や味にこだわる飲食店から好評を得ている。
 3月上旬の同マルシェでは、新タマネギやイタリア野菜、地元名産のサツマイモ「三島甘藷(かんしょ)」やニンジンなど野菜40種類、約60点を販売した。
 購入した主婦は「新鮮な野菜がそろうので毎週楽しみにしている」と話す。仕入れに訪れた飲食店関係者は「ランチからディナーまでの限られた時間で、野菜の買い足しができるのがうれしい」と話した。(日本農業新聞2020年3月17日付ワイド2東海より)