自動操舵情報を交換 スマート農業研究会 - JAところ

効率的作業へ 冬には講習会

 オホーツク管内JAところの常呂町スマート農業研究会は7月上旬、北見市常呂町のJA敷地内広場で、自動操舵(そうだ)システムの情報交換会を開いた。40人以上が集まった。
 JA管内では生産者が自動操舵システムの導入を進めている。一方で、細かな設定や調整ができず、装置の能力を十分に発揮できないで使用している農家も多いことから、農家同士の情報交換の場として実施した。
 情報交換会では、主要メーカーのトプコンとトリンブルの2機種を用いた。システムを装備した3台のトラクターを走行させ、新規導入者に細かな設定や調整方法を紹介した。
 参加した農家は「普段1人で作業をしており、正しく使えているのかどうかが分からなかった。情報交換ができる機会があるとありがたい」と話した。
 同研究会の今橋博行会長は「使いこなせば非常に効率的に作業ができる。冬には座学での講習会も開催したい」と語った。(日本農業新聞2020年7月30日付ワイド2北海道より)