商業施設で直売手応え - JAさいかつ

売り上げ年々増 利用者「便利」 

 JAさいかつは、管内の商業施設「イオンタウン吉川美南」に地元野菜の直売コーナーを設け、生産者30人が出荷している。2017年から始め、今月でちょうど3年が経過する。
 イオンタウン吉川美南の直売コーナーの年間の売り上げは、1年目は529万円、2年目は1741万円、3年目は2435万円と順調に伸びており、今年は、3000万円を超える見込み。
 買い物客は「地元の野菜は新鮮でおいしく日持ちする。地元野菜にこだわっているので、JAの直売所が休みのときはこちらを利用している。とても便利」と話した。
 同店の担当者は「地元野菜の直売コーナーは売り場の中でも特に人気があり、集客につながっている」と話した。
 JAは、自己改革の一環で農業者の所得増大に向けて商系との連携を推進し、イオンレイクタウンやMEGAドン・キホーテ三郷店でも直売コーナーを開設している。
 販売促進課の白井龍也課長は「年々売り上げも伸びており、生産者のやりがいになっている。より多くの生産者に出荷してもらい豊富な品ぞろえとし、地産・地消を進め一層の売り上げアップにつなげたい」と話した。(日本農業新聞2020年9月10日付県版埼玉)