うんなんなべちゃん葱 質も量もばっちり - JAしまね

目合わせ会  出荷規格や調製方法など確認

 JAしまね雲南地区本部は、水稲の育苗ハウス活用などで下仁田系の白ネギ「うんなんなべちゃん葱(ねぎ)」の産地化に取り組む。県やJAが進める水田園芸の一環。11月中旬には初出荷を前に、雲南市の同地区本部で目合わせ会を開き、生産者ら13人が出荷規格や調製方法などを確認した。
 「うんなんなべちゃん葱」は秋冬取り。重量感があり、加熱による軟白部の甘味が特徴で人気が高い。猛暑で夏越しが心配されたが、品質・収量は良好。11月下旬から2月下旬の出荷を予定する。
 昨年から関西方面など都市部の販売も強化。同地区本部営農指導課は「販路拡大で生産者の所得向上につなげたい」と意気込む。
 栽培では、育苗ハウスを活用した栽培の推進とともに、土質など栽培条件に合わせた試験栽培も実施。産地化に向けて生産拡大を進める。(日本農業新聞2020年11月27日付ワイド1中国四国より)