「やさいの街」へ6次化商品手応え - JAなごや

管内の女性生産者組織と連携

 「やさいの街」としてPR活動を展開しているJAなごや五反田支店は2月下旬、同支店管内の女性生産者組織VACと協力し、6次化の新商品開発に向けた試作品紹介・試食会を開いた。VACメンバーをはじめ、下之一色ブロック(下之一色・五反田)の各支店長、職員ら14人が参加した。

 試作品は名古屋市中川区発祥のあいちの伝統野菜(野崎白菜)を使ったジャム2種類をはじめ、パセリのジェノベーゼソース、スイートコーンのジャム・スープ、ブロッコリーの茎を使ったジャム2種類、トマトのパスタソースの全8種類。原料には中川区五反田地区で栽培される野菜を使い、農家の収入増と農業への理解促進を図る。

 素材や味付けなどを確認したり、試食をしたりしながら意見を交換した。メンバーらは「野菜の特性が出ていて面白い」「手軽に食べられて人気が出そう」などと評価した。

 VACの布目已佐子部長は「地域住民も含め、多くの人たちに五反田の野菜を知ってもらいたい」と話す。

 五反田支店長は「五反田地区を『やさいの街』として浸透させていきたい」と意気込みを語った。
(2021年3月6日付 日本農業新聞ワイド2東海より)