レタス出荷にバーコード - JAいわて平泉

荷受け体制 効率的に

 JAいわて平泉野菜部会レタス専門部は、今年初めて「レタス出荷バーコードシステム」を導入した。荷受数量の間違い防止や作業の省力化で効率的な荷受け体制を整える。

 これまでは、生産者が段ボールに名前のはんこを、JA園芸センターでは規格のはんこをそれぞれ押印し出荷していた。新たに導入したバーコードシステムは、あらかじめ生産者名と規格が印字されたバーコードシールを、生産者が貼付して出荷する。

 また荷受けでは、JA園芸センターの職員が2、3人体制で手書きの伝票や数量チェックを手作業で行い、時間もかかっていたが、今後はバーコードを読み込むだけで、集出荷情報が迅速化され、1人での作業が可能となった。さらに数量間違いが防止され、作業の時間短縮により素早く予冷作業に移ることで、品質向上にもつながった。

 管内のレタスは5月6日から出荷が始まり、5月中に出荷ピークを終えた。5月20日前後の出荷が一番多く、420ケース(1ケース5キロ)を超えたが、数量間違いもなく、荷受け作業の労力が軽減した。

 管内のレタスは主に仙台や盛岡の市場に出荷している。JA園芸課の菅原拓也さんは「出荷作業の効率が上がり、品質が維持された状態で出荷でき、ピーク時の安定出荷が図られた」と実感している。
(2021年6月18日付  日本農業新聞ワイド2東北より)