JAが農園運営サポート - JAわかやま

畑で学び家庭で楽しんで

 JAわかやま管内で、組合員が園主を務める農業体験農園「イキイキファーム(和歌山市中島)」が1日、プレオープンした。「みんなで楽しむ農業」と「家庭で楽しむ農業」をテーマに共同区画栽培と野菜袋栽培を並行して進める珍しいシステムだ。園主の山本耕三さん(70)は「土に触れ、利用者同士の交流も深めながら豊かな生活を育んでほしい」と期待。2022年4月の正式オープンを目指す。

 JAは15年から和歌山大学と「新しい都市農業の経営モデル」を目的に農業体験農園の共同研究を進める。必要な資材や苗などは園主が準備する。利用者からは「手ぶらで参加できる体験農園」と好評だ。園主は利用料により収入の見通しが立てやすく、農業所得向上に有効な経営モデルとして注目を集めている。今回で管内の農園は4園目となる。

 山本さんは、水稲と野菜を栽培する専業農家。もともと地域住民と交流を深めることに関心が高く、JAと大学が2月に開いた開園者向け農業体験農園講演会への参加をきっかけに開園を申し込んだ。山本さんは「みんなで野菜を作り、その延長線で家庭でも楽しめる農園を作りたい」と、区画栽培と袋栽培の同時進行を考案。プレオープンまで、袋栽培技術の習得に他の農園を視察。園主やJAからアドバイスを受けながら試行錯誤を繰り返した。

 同農園のこだわりは自然と一体化した無農薬栽培。腐葉土、ミミズフン土を活用した「安全・安心でおいしい野菜栽培」を追求する。当日は利用者6人が参加。袋栽培の基礎や腐葉土の生成方法を学習し、共同区画(10アール)の整地をした。参加した織戸奈緒美さん(38)は「子どもに野菜の成長過程を知ってほしくて申し込んだ。家の庭は小さいけれど袋栽培ならできる。プロが教えてくれるので心強い」と話した。

 今後は利用者の意見を取り入れながら、栽培スケジュールを作成していく。JA営農生活部の田中克幸部長は「畑で学び、家庭でも生かせる新しい農園スタイル。4月のオープンに向けてJAは協力を惜しまない」と話す。
(2021年9月8日付け  日本農業新聞ワイド1近畿より)

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