持続可能な農業へ

　ＪＡみえきたは１０月上旬、組合員を対象に防草シート購入代金の一部助成による営農支援企画を始めた。今秋オープンする同ＪＡ新本店の完成記念企画の一環。

　除草作業に関する相談や負担軽減に関する意見や要望が多く寄せられている状況を受け、同ＪＡ営農指導課が企画。効率的で安全な農作業と地域の環境保全、さらには持続可能な農業の実現につなげる狙いがある。

　助成対象は同ＪＡ組合員。防草シート代金の半額（上限５万円）を助成し、助成総額１０００万円に到達するまで受け付ける。

　受け付け初日には多くの組合員が同ＪＡ支店、営農センター窓口に詰め掛け、場所によっては営業開始前から行列ができるほどの盛況ぶり。初日だけで約６００件の申し込みを受け付けるなど、除草作業への関心の高さがうかがわれた。

　受け付けに訪れた組合員は「いつも雑草と格闘しては、時間と労力だけが奪われる。特に夏場は大変。助成は本当にありがたい」と喜ぶ。

　同ＪＡ営農指導課の市川高靖課長は「初日から大変好評をいただいている。今後も組合員の声に耳を傾け、意見や要望に的確に応えられる取り組みを展開していきたい」と話した。
（2021年10月8日付け　 日本農業新聞ワイド２東海より）