「ミカちゃん」載せてキッチンカー発車 - JAみっかび

三ヶ日みかんブランドPR

 JAみっかびは「三ヶ日みかん」の公式マスコット「ミカちゃん」をデザインしたキッチンカーを作り、23日、J2のジュビロ磐田対愛媛FCの試合が行われた、同県袋井市のエコパスタジアムで初披露した。

 今年8月に発売した「三ヶ日みかんソフトクリーム」を販売したところ好評で、2時間で248個を売り上げた。

 キッチンカーは、車内に調理施設を備え、中でソフトクリームを製造できる。温州ミカンやオリジナル商品を運び移動販売ができる。ユニホームのエプロンもキッチンカーに合わせて新たにデザインした。

 同日は若手職員も応援に駆け付け、ユニホーム姿でPRや接客に当たった。

 今回のイベントでは、公式インスタグラムの登録や「#三ヶ日みかん」のハッシュタグで値引きするキャンペーンを行った。フォロワー数や投稿写真が増えている。

 ソフトクリームを注文したジュビロ磐田ファンの松井史奈さんと弥生さんは「観戦前に、どんなグルメな出店があるか楽しみにしている。ソースが風味があっておいしかった」と話した。

 同JA特販課の益田丈佑希係長は「果実のないシーズンにPRできる加工品を開発してきた。従来の商流では届かない、新しい客層にも三ヶ日みかんブランドをPRしたい」と話す。

 キッチンカーには観光地や社会福祉団体から出店依頼がきており、今後は遠方のイベントにも参加する。出店情報は、公式ホームページやインターネット交流サイト(SNS)に掲載していく。
(2021年10月 27日付け  日本農業新聞ワイド2東海より)