ハウス被覆に援農隊活躍 - JA鹿本

若手職員が高齢農家訪問

 JA鹿本は11月上旬、若手職員を中心とする「援農隊」を結成し、管内生産者のハウスでビニール被覆作業の支援を始めた。農業者の高齢化対策の一環で、労働力を確保し産地の生産維持、拡大につなげることを目的とする。

 同支援は、要望が多く寄せられているビニール被覆に着目し、おおむね70歳以上の後継者がいない農家を主な対象として行う。総勢21人の援農隊員が3班に分かれ、生産者のハウスへ赴く。昨年12月上旬から今年1月中旬にかけて、事前に試験的な活動も行った。

 第1回の活動では、援農隊員が山鹿市菊鹿町のイチゴハウスに結集。生産者が事前に準備した資材を使い、3連棟、合計12アールのハウスで、生産者の指示に従って被覆作業を進めた。ビニール被覆未経験の職員にとっては、学びの場にもなった。

 生産者は「苦労して張ってくれたので、今後の栽培も頑張っていこうと意欲が湧いてくる」と話した。

 援農隊は来年1月まで随時活動する予定だ。
(2021年11月23日付け 日本農業新聞ワイド2九州より)