准組合員意思反映へ 広報誌・資材で事業周知 - JA北つくば

2700戸に広報誌、カレンダー配る

 JA北つくばは准組合員の意思反映・運営参画に向けた取り組みを強化している。11月中旬には、准組合員向け広報誌とオリジナル卓上カレンダーを、JA職員らが准組合員宅を訪問して約2700戸に配布した。

 JAでは、今年4月に准組合員の意見をくみ取り、意思反映などに向けた具体的な対策を企画・立案して周知する「准組合員専門プロジェクト委員会」を立ち上げた。訪問活動に向けて毎月、委員会を開いて協議し、広報誌とカレンダーの配布を決めた。

 准組合員向け広報誌には、食のサポーターになってもらうため、野菜の作り方やJAの料理動画の紹介、JAファーマーズマーケット「きらいち」のイベントや旬の農産物の情報を掲載した。意思反映に向けてアンケートも行い、回答者には抽選で「きらいち」で使える商品券を贈る。

 卓上カレンダーにはJAの取り組みや地域貢献活動を掲載。JA管内で栽培されている農畜産物を使った料理を紹介し、2次元コード(QRコード)を読み込むとJAのホームページにある「キラッとレシピ」にアクセスでき、動画で作り方が視聴できるようにした。

 広報誌やカレンダーを受け取った准組合員の歌野真弥さん(32)は「地域の住民として、地元の食材を食べて応援していきたい」と話した。JAでは委員会の中で、インターネット交流サイト(SNS)を活用した情報発信や、准組合員の意見要望調査について協議していく方針だ。
(2021年12月1日付け  日本農業新聞ワイド1北関東より)