国内最大規模更新へ - JAなんすん

沼津茶GAP研究会 団体認証受審

 JAなんすん沼津茶GAP研究会は1月28日までの5日間、2020年3月に取得した日本版農業生産工程管理(JGAP)の国内最大規模の団体認証の更新審査を受けた。団体事務局と133農場、21荒茶工場のうち、12農場と5荒茶工場を抽出して行った。

 審査員は、審査基準に沿った安全な農作業や適正な農業経営ができているか生産者に聞き、書類や現場を点検した。

 審査前に、職員とJGAP指導員資格を持つ生産者58人が同研究会全会員を巡回。マニュアル通りの経営や作業、記録が徹底されているかなどの内部監査を行い、更新審査に臨んだ。

 審査を務めたASIAGAP(アジア版農業生産工程管理)上級審査員の藤井淳生さんは「GAPは、食品安全や農作業安全など、農家が適正な農業経営をする上で、必要なことを学べる教科書と言っても過言ではない。正しい知識を身に付けた農家が増え、持続可能な農業経営につながるよう今後も普及していきたい」と話した。

 審査を受けた山京製茶の伊藤徳弘さんは「審査で指摘を受けた箇所は是正処置を迅速に行う。JGAP指導員資格を持つ生産者の立場として、今後も研究会員らと情報共有し、意思を統一したい」と意気込む。

<2022年 2月 1日付  日本農業新聞  ワイド2東海>

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