子ども食堂などに食材を提供-JAふくおか八女

新鮮・安全な食材提供に感謝の声

 JAふくおか八女が運営する農産物直売所「よらん野」とAコープ八女店は、管内の子ども食堂や母子会、ひとり親家庭などに食材を提供している。経済的に困難な家庭を支えるとともに、食品ロスの削減にも取り組む。

 「よらん野」は、管内の社会福祉協議会を通じて2021年10月から野菜の寄付を始めた。Aコープでは、野菜の他に米も提供している。

 八女市の子ども食堂「土曜クラブ」では、ボランティアスタッフ約10人が食材を使い料理を提供している。

 栄養バランスを考えながら約60食を毎週提供する他、食堂に来られない人たちには、弁当を作り同協議会を通じて配達している。

 食堂を運営する、下川京子代表は「新鮮で安全な食材の提供はありがたい。地域の人たちのよりどころとなる場所が今後増えていくことを期待している」と話す。


<2022年 1/月1日付け  日本農業新聞  県版福岡>