JAが小水力発電所を更新-JA鳥取西部

これまで計4ヶ所、先人の思い引き継ぐ

 JA鳥取西部は15日、更新工事を完了した日野町の畑小水力発電所で竣工(しゅんこう)式を開いた。更新は、千葉県の大手プラントメーカーの京葉ガスエナジーソリューションとの協働事業。式にはJAや同社の役職員、地元建設会社など関係者らが出席し、JAの谷本晴美組合長らが玉串をささげ、安全稼働などを祈願した。

 同発電所は1958年に竣工し、地域の生活向上や農業の近代化などに貢献してきた。今年1月5日に更新が完了して売電をスタートし、年間120万キロワットの発電を目指す。谷本組合長は「水力発電は地産地消のエネルギーとして持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みにもつながる。発電所を設置した先人の思いを引き継ぎ、地域や農業、暮らしを守る」と話した。

 JAは昨年12月までに上中山(大山町)、米沢(江府町)、溝口(伯耆町)の3小水力発電所も更新した。


<2022年3月 16 日付け  日本農業新聞  ワイド1中国四国>