シニア就業へのステップ 野菜収穫・種まきを体験 - JAにじ

「農業の担い手として人材育成につなげたい」とJA

 JAにじの「耳納の里ふれあい農園」で11月下旬、シニア20人が野菜の収穫や種まきを体験した。シニアの就業へのステップにと福岡県シルバー人材センター連合会がJAに委託し催した。

 JA生活食育係の中野利夫さんが作業を指導した。参加者は無農薬で栽培する同農園で、熱心に質問しながらサトイモなどを収穫し、ダイコン、ニンニクを植え付けた。

 参加者は家庭菜園や農業に興味がある人などで全員60歳以上。JAはやる気を後押しし、農業の担い手として人材の育成につなげたい思いがある。中野さんは「まずは野菜作りの楽しみを実感してもらう。その喜びと経験を直売所出荷などに生かしやりがいと収益につなげてほしい」と期待を込めた。


<2022年 12月 15日(木)付け  日本農業新聞  ワイド2北九州>