猪名川支店内に地域包括支援センターを開設-JA兵庫六甲

地域の保健医療の向上や福祉の増進を包括的に支援

 JA兵庫六甲猪名川支店(猪名川町)の店舗内に10月上旬、町内2カ所目となる地域包括支援センター「猪名川中学校区地域包括支援センター」が新しく開設された。

 地域包括支援センターは、市町村が設置主体となり、社会福祉士、保健師、主任ケアマネジャーなどのチームで保健医療の向上や福祉の増進を包括的に支援し住民の健康保持、生活の安定のために必要な支援を行う。今回は猪名川町から委託を受けた社会福祉法人のジェイエイ兵庫六甲福祉会が運営に当たる。

 同支店には、同福祉会が運営する「オアシス猪名川小規模多機能型居宅介護事業所」が隣接している。今回のセンター開設で、日常生活の困り事から要介護認定や介護のサポートまで、地域で暮らす高齢者の総合相談窓口としての機能を発揮していくことが可能となった。

 開設前には、JAと同福祉会両方の職員で勉強会を行い、互いの業務分野について理解を深めた。同センター管理者の笹部公作さんは「支店と連携して、垣根のない支援を行っていきたい」と意気込みを語った。


<2023年10月24日(火) 日本農業新聞 ワイド1近畿>