福島県産桃 消費回復に向けて台湾の店頭でPR - 福島・JAふくしま未来

台湾向け本格輸出が16年ぶりに再開 県産桃の認知度向上と販路拡大を目指す

 県産桃の台湾向け本格輸出が16年ぶりに再開されたことを受け、県とJA全農福島、JAふくしま未来は5日、台湾・台北市の百貨店でトップセールスを行った。台湾は、東日本大震災まで県産桃の最大の輸出先だった。台湾での消費回復に向けて、試食販売を行い、台湾の消費者に県産桃のおいしさを訴求した。

 県産桃の台湾への輸出は、2011年の東日本大震災と東京電力福島第1原子力発電所事故で中断。輸出再開に向けて、安全性などの理解を得て、現地の基準に合わせた出荷体制を整えてきた。

 県は、桃の輸出再開を農業復興への一歩と位置付ける。全農福島や同JAと連携し、台湾でPRと販売を継続し、県産桃の認知度向上と海外での販路拡大につなげる考えだ。

 トップセールスには、県観光交流局の藤城良教局長や全農福島の斎藤好忠副本部長、同JAの西幸夫常務らが参加。台北市の遠東SOGO台北忠孝店の店頭に立ち、買い物客に桃の試食を勧めた。ノベルティーを配った他、アンケートも行い、県産桃の認知度向上に取り組んだ。

 本年度は、国見町産の「川中島白桃」「幸茜」「さくら白桃」を計約4.5トンを輸出。8月17日~9月11日に出荷した。現地では、同店や台中市の廣三SOGOで販売する。

<2026年9月15(火) 日本農業新聞 朝刊 ワイド1東北>