信用事業

「JAバンク」として一体的に金融サービスを提供

JAの信用事業は、組合員などから貯金等を預かり、それを原資として、組合員などに貸し出しを行うものです。
また、JA・JA信連・農林中央金庫(以下、農林中金)により構成された「JAバンク」は一体的に事業運営を行い、各種金融サービスを行っています。

まず、JAは組合員などからお金を貯金という形で預かります。
この貯金を原資に、組合員等のお金を借りたい人に対して貸し出します。
貯金から貸出金を控除して残ったお金を「余裕金」と呼んでいます。
この余裕金の大部分はJA信連への預け金として運用されます。

JA信連はJAの余裕金を貯金の形で預かり、それを原資にして資金を必要とするJA連合会等のJAグループ、その他政令などで認められている貸し出しを行います。
貯金が貸し出しを上回った余裕金は、有価証券や農林中金への預け金として運用されますが、多くは農林中金に向けられます。
また、JA信連は政策公庫資金などの受託機関として、資金の貸し出しを行っています。

農林中金はJA信連からの預金を中心に資金を調達し、JAグループや、JF(漁協)、森林組合等、系統機関が必要とする資金を融資するほか、内外の金融市場・資本市場で資金運用を行っています。

JAバンクとは

「JAバンク」とは、全国に民間最大級の店舗網を展開している、JA・JA信連・農林中金により構成された、実質的にひとつの金融機関として機能するグループの名称です。

JAバンク会員数は、2017年7月1日現在、JA(農協)654、JA信連32、農林中金の合計687となっています。

JAグループ組織内の資金の流れ(2017年3月31日現在)

資料:農林中金

●単位未満を処理した結果、運用と調達の計が一致しない場合があります。

※1 一部の県域では、JA(農協)が農林中金に直接預金を預け入れる場合もあります。

※2 JA(農協)および信農連の貸出金には金融機関向け貸出金は含んでいません。

※3 農林中金の残高は、海外勘定を除いています。

※4 農林中金の預金は、JAグループ以外にも、JF・JForestグループおよび金融機関などからの預金も含みます。