「鳥取和牛」の拡大で所得増大目指す - JA鳥取西部
「鳥取和牛オレイン55」主軸に
JA鳥取西部肥育部は米子市の同JA本所で3月26日、総会を開いた。18年度は、同部発足10周年の節目。発足から10年を祝い、部員の結束や生産性向上の取り組みを再確認した。活動では各種共励会などへの出品で肥育技術の向上につなげ、和牛肉消費拡大イベントなどで鳥取和牛ブランドの発信・定着に取り組んだ。19年度は、県やJAグループ、関係機関と連携し、県ブランド「鳥取和牛オレイン55」を主軸にした県産牛ブランドの強化に取り組む。(日本農業新聞2019年3月28日付中国四国版より)
高能力種雄牛活用し有利販売
JA鳥取西部大山和牛部は日吉津村のうなばら荘で3月14日、総会を開いた。18年度販売実績は、販売頭数が前年比8%増の470頭、販売金額が同13%増の3億6,815万円だった。19年度は、500頭、3億8,880万円を目指す。(日本農業新聞2019年3月16日付中国四国版より)
また、JA鳥取西部日野郡和牛部会は3月19日、日野町で総会を開いた。19年度は「白鵬85の3」「百合白清2」「元花江」など全国トップクラスの高能力種雄牛を活用。販売頭数は175頭、販売金額1億4,000万円を目指す。(日本農業新聞2019年3月20日付中国四国版より)
生産基盤を強化
JA鳥取西部は4月3日、南部町原で繁殖牛舎の竣工(しゅんこう)式を開いた。JAの谷本晴美組合長らが神事で玉串をささげ、完成を祝った。
繁殖牛舎は、延べ床面積428平方メートルの鉄骨平屋建て。同JA畜産クラスター協議会が、国の「畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業」を活用し、畜産の生産基盤の確保と収益性向上、発展を目的に新築した。
新たな施設を利用する恩田畜産は、肥育牛150頭、繁殖雌牛28頭を飼養。脂肪中のオレイン酸含有率が55%以上の県ブランド「鳥取和牛オレイン55」の生産と、「恩田さくら和牛」のブランド化に取り組む。(日本農業新聞2019年4月4日付中国四国版より)