葉付きM玉ギフト販売  - JA延岡

産地力強化 極早生「アリオン」奨励

  宮崎県のJA延岡玉ネギ部会は今年産から、葉付きタマネギ「M玉(直径7、8センチ)ギフト」を新たに始める。これまではL玉(同8、9センチ)だけだったが、ギフト品を増やし、消費者の選択肢を広げる。販売高アップにつなげたい考えだ。23日に開いた2018年度総会で確認した。
 総会では、切りタマネギについて、極早生「アリオン」の栽培奨励も決めた。
 「アリオン」は玉ぞろいが良く、収量性に優れる。ジューシーでサラダなど生食に向く。「葉付き」「切り」ともに販路拡大を推進し、消費者ニーズに対応できる産地づくりを目指す。
 部会の三雲治男部会長は「消費者に選ばれる高品質タマネギを栽培しよう。特に『空飛ぶ新玉ネギ』は、ブランドにふさわしい品物を出荷してほしい。『量より質』で勝負」と激励した。
 部会は、「空飛ぶ新玉ネギ」のブランド化、産地づくりに尽力しているとして、同市妙町の太田幸平さん(76)を優良農家として表彰した。太田さんは栽培歴20年以上で、作付面積は80アール。2度目の受賞に「とても光栄。励みになる」と喜んだ。(日本農業新聞2019年8月30日付九州版より)

三雲部会長(右)から優良農家表彰を受ける太田さん