「越の丸茄子」生産拡大図る  - JAひすい

現地巡回し情報共有

 JAひすいの生産組織「丸茄子(なす)部会」は8月中旬、糸魚川市の早川、西海、姫川地区のハウスで現地巡回を行った。丸茄子部会は、糸魚川地域の特産「越の丸茄子」の生産拡大に向け、勉強会や指導会を継続して行っている。今回は、出荷の最盛期に合わせた現地巡回を行い、今後の管理などの情報を部会員同士で共有した。
 当日は、同JA早川ライスセンターのハウス周辺に、丸茄子部会の部員13人と同JA営農指導員が集まった。糸魚川地域振興局農業普及指導センターの職員が、現在の越の丸茄子の生育状況などを説明。普及指導センター職員は「アザミウマやハダニの発生が見られるので、きちんと防除して継続した出荷を行ってほしい」と注意点を伝えた。
 ハウスの見学では、部会員同士で「もっと葉が大きくV字に開くよう枝管理をした方が良いのではないか」「虫よけに竹酢液とニンニク、唐辛子を混ぜたものが効くと聞いたが実際の効果はどうか」と意見交換した。
参加した部員からは「他の部会員のハウスを見る良い機会なのでいろいろな面で勉強になる。自分が育てたものばかりを見ていると良しあしが分からなくなるので、他人の実を見るのも大切だ」と話した。(日本農業新聞2019年9月5日付ワイド2信越より)