組合員対象の地区別意見交換会 - JAあいち三河

参加者増え活性化 開催時間も工夫

 JAあいち三河は今年度、毎年組合員を対象に行っている地区別意見交換会の活性化を図った。資料を簡略化して組合員に分かりやすく説明。また、開催時間を工夫することで参加者増につなげた。
 地区別意見交換会は、組合員とJAの意見交換の場として2001年から実施。今年は昨年上がった組合員の意見を取り入れ、各支店組合員の生活リズムや年齢層によって開催時間をずらした。この結果、昨年より100人以上多い、約3500人が参加。
 また、昨年は自己改革冊子を配布したが、項目が多くその場で意見交換の材料としては実用性に欠ける点があった。このため今年はA4判のちらし1枚に大きな取り組みだけを掲載。JAが三つの基本目標として掲げる「農家所得の向上」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を、写真を交え分かりやすく説明した。
 加えて、これまで別々の映像で説明していた事業報告と自己改革の報告を一本化。数値を使って示すことで理解促進につなげた。組合員からは「JAが変わってきていると感じている。イチゴ生産拠点農場などで生産者の育成に力を入れている点や、産直においても販売部門、指導部のそれぞれに責任者を配置し、対応してくれている。引き続き取り組んでほしい」と好評だ。(日本農業新聞2019年9月11日付県版愛知より)