「いちじくスクール」で収穫学ぶ - JA西三河

新規就農者を支援

 JA西三河が開くイチジク専門の新規就農者向け講座「いちじくスクール」の収穫実習が始まっている。
 スクールは、JAと愛知県農業改良普及課、西尾市、JAあいち経済連などが協力して開く就農支援活動。8月下旬には、スクール4期生2人と5期生2人が同市内にある26アールの実習圃場(ほじょう)で、赤く熟したイチジクを収穫した。先輩となる4期生が後輩の5期生に指導し、4期生の知識向上とスクール生同士の交流を図った。
 収穫後、スクール生はJA小牧センターで、選別・パック詰めをした。JA職員の指導の下、研修で学んだ出荷規格や収穫のタイミングを確認。収穫した果実の硬さや着色、傷、軸折れなどを一つ一つ丁寧にチェックしながら選別した。
 2015年の開校以来、46人がスクールを受講。現在は管内のイチジク生産者で組織するJAいちじく部会の約2割をスクール修了生が占め、全国一のブランド「西三河のイチジク」の維持・拡大を支えている。(日本農業新聞2019年9月4日付ワイド2東海より)