ハウスを強く 非常時の対策を学ぶ - JAしおのや

点検・復旧へ研修会

 JAしおのやは11月上旬、県農政部生産振興課がさくら市で開いた「農業用ハウス強靭(きょうじん)化緊急対策事業ハウス補強研修会」に参加した。
 自然災害による園芸用施設の被害を未然に防ぐため、ハウスの保守管理や補強、非常時の対策を学ぶことが目的。農業共済組合や市農政課、JAしおのや管内生産部会員、JA職員ら約40人が参加。ハウスの保守点検方法や補強方法を学んだ。
 農業資材のメーカー2社の担当者が、施設被害の実態や被害パターンに応じたハウスの補強方法、台風・積雪時などの対策のポイントを講演した。
 また、メーカー担当者が同市のグリーンさくらの圃場(ほじょう)で実物を手に、ハウスの保守点検のポイントや補強部材の設置方法などを紹介した。参加者は真剣に資材の使い方を学んだ。
 JAグリーンとちぎ生産資材事業本部の担当者は、チェックシートの手順に沿って台風・積雪前後の確認と復旧について解説。「特に被害後の確認時には人命優先で無理な作業は控え、漏電の確認や軽度な破損箇所の補修を行うこと。日々のメンテナンスや点検をしっかり行ってほしい」と呼び掛けた。
 今回を含む県内計4カ所で同様の研修会を実施した。(日本農業新聞 2019年11月27日付県版栃木より)