営農用燃油 貯蔵拠点が本格稼働  - JAたまな

安定供給 施設園芸振興に追い風

 熊本県のJAたまなは、施設園芸が盛んな横島町で、玉名広域営農油貯蔵所を本格稼働させた。営農用燃油の需要が年々増え続けていることを踏まえ、新設備を柱に燃油の安定供給に取り組む。
 貯蔵所は、管内の主要道路沿いの利便性の良い場所に建て、1月中旬に稼働した。敷地面積1140平方メートル。地下タンクには192キロリットル(48キロリットル×4基分)を貯蔵できる。
 横島地区はミニトマト、トマト、イチゴ、ナスの規模拡大が盛んだ。JAはこれまで、管内6カ所で個別に供給していたが、近年の需要増で供給に支障が生じ始めていた。
 今後は、増設した貯蔵施設を中心拠点に冬場の燃油切れを防ぎ、配送の安定による生産力の維持向上を目指す。(日本農業新聞2020年2月25日付ワイド2九州より)