アスパラ出荷始まる 特産化へ意思統一 - JA兵庫みらい

品質良好 13トン見込む 

 JA兵庫みらい管内で21日、アスパラガスの出荷が始まる。品質は良好で、出荷は10月ごろまで、約13トンを見込む。2018年5月に「JA兵庫みらいアスパラガス部会」を設立。22人の生産者と二つの営農組合が約97・5アールでアスパラガス栽培に取り組む。JAのマスコットキャラクター「みらいちゃん」にちなんで、「みらいちゃんアスパラ」のブランド名で管内直売所で販売、関西市場へも出荷する。
 14日には、JA小野営農生活センターで出荷説明・目合わせ会を開いた。生産者やJA全農、加西農業改良普及センター、市場関係者、JA職員ら35人が参加した。
 出荷先の神果神戸青果から「今年は暖冬により、他地域での出荷時期も早まっているが、アスパラガスは、10アール当たり収量増加に向けて取り組むことによって、まだまだ伸びる品目。研究を重ね、より多くの増産に取り組んでほしい」と呼び掛けがあった。
 4年前からアスパラガスの産地化を目指し、試験栽培用ハウスの設置や栽培説明会の開催、自動選別機の導入により出荷体制を整えるなど、栽培面積を増やす取り組みに力を入れてきた。JA自己改革の取り組みの一つとして、新たな特産品づくりに注力している。(日本農業新聞2020年2月21日付ワイド2近畿より)