遊休農地を活用 ニンニクを特産品に - JAかながわ西湘

3カ所の畑で1万3000株定植

 JAかながわ西湘山北支店管内の組合員で構成する「やまきた野菜くらぶ(YYC)」は山北町の遊休農地を活用し、農家の所得増大や町の特産品を作ることを目的に、3年前からニンニク栽培に取り組んでいる。5月中旬には同町岸地区にある10アールの畑で同会員やJA職員など約30人が収穫作業をした。
 同くらぶでは昨年10月中旬に「平戸」や「茨城」の2品種を3カ所の畑で1万3000株定植。今年は、春腐病も少なく大玉がそろっており、合計約1トンの収穫を見込んでいる。
 収穫当日は茎元をゆっくりと引っ張り土から掘り出した後、丁寧に葉と根を切り取り、乾燥機に入れた。2週間程度乾燥させてから同支店前の直売ワゴンで販売する他、JA全農かながわ中央ベジタブルセンターなどに出荷する予定だ。(日本農業新聞2020年5月28日付ワイド1首都圏より)