小物野菜は生育順調 出荷規格を確認 - JA遠州中央

タアサイは販路を拡大

 JA遠州中央ときめき野菜委員会小物野菜部会は21日、磐田市のJA園芸流通センターで目ぞろえ会を開いた。部会員とJA職員約20人が参加。タアサイや「紅白大根」、ユサイシンなど、同センターに持ち込まれた8種類をサンプルに、出荷規格や方法を確認した。
 今年度は部会員29人が約1・8ヘクタールで、さまざまな小物野菜を栽培。全体を通して生育は順調で、例年に比べて前進出荷が続いている。
 JAはタアサイの販路を拡大している。コロナ禍で業務需要が滞り、単価が低迷したことを受け、市場出荷の他、スーパーへの販売を強化し、売り先に合わせて出荷。JA産と一目で分かるパッケージを使い、生産者が1株ずつ袋詰めする。
 部会を担当する園芸課の織田統夫係長は「市場との取引に加え、直接販売にも力を入れ、農家所得の向上に貢献できるよう努める」と話した。(日本農業新聞2020年12月24日付ワイド2東海・三重より)