フードバンクに活動費と食品提供 - JAうつのみや

組合員呼び掛け支援の輪広げたい

 JAうつのみやでは、力を入れている地域活性化や、国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献の取り組みで、「こども食堂」や「学校給食」への支援・協力を行っている。今回、新たな支援先として、「NPO法人フードバンクうつのみや」へ活動費と食品の提供を1月中旬に行った。

 フードバンクうつのみやでは生活困窮者への食品提供・総合相談支援などを行っている。その中で、新型コロナウイルスの影響で食品の提供を求める人が急増している現状を踏まえ、JAが協力することとなった。家庭で余っている食品を持ち寄り、支援が必要な人たちへ届けることで、食品ロス削減にもつながると考え、会員への入会(活動費3万円)とJA役職員有志から米穀約150キロや、缶詰・レトルト食品など段ボール箱で4箱分の提供を行った。

 フードバンクうつのみやの徳山篤理事長は「新型コロナウイルスの影響で、これまで以上に食品の配布を望む声が多い中で、このような支援は大変ありがたい」と感謝を述べた。

 JAうつのみやの横松久夫組合長は「今回、地域活性化への貢献の一環としてフードバンクうつのみやへ初めて支援した。今後は組合員らにも呼び掛け、支援の輪を広げていきたい」と期待を込めた。

 JAでは今後も、フードバンクうつのみやへの協力を継続していくとともに、JA役職員だけではなく、生産者や地域住民にも協力してもらえるよう、活動の周知、呼び掛けに力を入れていく考えだ。
(日本農業新聞2021年1月21日付ワイド2北関東より)