独自農家経営助成に力 - JA東京むさし

所得向上目指す組合員応援

 JA東京むさしは、独自の助成制度「農業経営チャレンジ支援事業」に力を入れている。

 同事業は、農業所得向上を目指す組合員や生産団体に対して支援を行う。「優先的取り組み」と「その他の取り組み」に分かれ、「優先的取り組み」では、農業生産工程管理(GAP)認証取得などを目的とした「農家ブランド向上へのチャレンジ」や、施肥、播種(はしゅ)、作付けの作業軽減を目的とした「作業効率向上へのチャレンジ」、周辺環境への配慮を目的とした「環境に配慮した農業へのチャレンジ」の三つを柱としている。

 2019年度から毎年募集を行い、3回目となる21年度は46件の申し込みを受け付け。そのうち「優先的取り組み」の27件が採用となり、予算満額の1000万円が承認された。今後は、承認された組合員へ事業計画書を基に助成を行うとともに、地域住民に新鮮で安全・安心な地場産農産物を届けられるよう後押しする。
(2021年6月26日付  日本農業新聞ワイド2首都圏より)