果樹・園芸で農業者の所得拡大へ - JA松本ハイランド

ブドウ「デラウェア」10万ケース 販売額10億円めざす

 JA松本ハイランドぶどう部会は3月中旬、松本市のJAグリンパルで、第27回の同部会通常総会を開いた。2018年度の事業実績として、販売額が計画比104%の9億9,200万円になったことを報告。19年度は10億円を目指す。
 18年度は、取扱量は前年度より減少したものの、気象変化に対応した栽培指導や、市場との情報交換で有利販売を進めるなどの対策を講じて、計画を上回る販売額を確保した。
 19年度は、基幹品種の「デラウェア」で10万ケース(1ケース4キロ)確保のため栽培面積維持などに取り組む。また、「黄華」「ナガノパープル」「シャインマスカット」を振興し、生産性向上を目指すとともに、生産者所得確保に向けた生産販売体制を構築することも確認した。(日本農業新聞2019年3月 24日付信越版より)

スイカ最高単価更新 販売額も増加

 JA松本ハイランドすいか部会は2月下旬、松本市のJA波田支所で第27回通常総会を開いた。18年度の販売額は25億4,700万円、前年度を5%上回ったことを報告。平均箱単価は3,005円で、1998年度に現在の共選所が稼働して以来、最高の単価となった。
 部会役員が18年度は、小まめな技術情報の発信や連日のかん水作業により収穫量の確保に努め、販売額を積み上げた。猛暑や積極的な商談が好調な単価につながったと報告した。
 19年度も、高い品質と販売量の確保により、生産者の所得向上と栽培面積の維持、拡大に努めることを確認した。(日本農業新聞2019年3月2日付信越版より)