力強い園芸産地へ - JAわかやま

新ショウガの高品質生産に一丸

 JAわかやまは4月下旬、和歌山市のホテルアバローム紀の国で2019年産新ショウガ生産販売連絡協議会出荷販売会議を開いた。今年産の生育状況や出荷計画、販売拡大方針を確認した。会議は、新ショウガの出荷に先駆けて開いている。
19年産は良好に生育し、5月中旬から10月までに1,520トン(前年実績対比104%)の出荷を計画。京浜、中京、京阪神市場を中心に全国各地に出荷する。
 連絡協議会の松本一郎会長は「高品質・安定生産に努め、消費者に一層満足していただけるよう努力したい」と話した。JAは新レシピの開発やイベントでの宣伝などに積極的に取り組む。6月には 首都圏でトップセールスを予定している。 (日本農業新聞2019年5月9日付近畿版より)

「紀州てまり野菜」の出荷本格化 

 JAわかやま管内で、春野菜の出荷が本格化した。5月上旬までピークが続き、6月末までに春キャベツ1,800トン(前年実績対比105%)、春ハクサイ400トン(同127%)、春ブロッコリー60トン(同127%)を京阪神市場を中心に出荷する見通しだ。
 4月中旬には目ぞろえ会をJAの総合集荷場、小倉集荷場で開き、生産者150人が参加した。暖冬の影響で例年よりキャベツの生育が進み、収穫を前倒しで出荷がスタート。
 中央営農センター販売担当の川井一輝さんは「生産者と連携して品質維持と計画出荷を徹底する。目ぞろえ会を通じて良質な紀州てまり野菜を多くの消費者に届けたい」と期待する。 (日本農業新聞2019年4月30日付近畿版より)

ダイコンの 安定生産めざす

 JAわかやま南部営農センター管内名草地区の三つのダイコン出荷組合(布引南、内原、紀三井寺)は3月上旬、秋冬ダイコン出荷反省会を和歌山市のホテルで開いた。
 名草地区のダイコンは「布引だいこん」として知られ、11月から2月末に出荷する。今年度産は3出荷組合で1,883トン(前年度比137%)、JA管内全体で4,500トン(同131%)の出荷量となった。生産者は「高品質出荷を心掛け、布引だいこんの価値を一層高めたい」と意気込む。同センターの手平康介営農指導員は「暖冬傾向で、施肥管理が難しくなっている。安定生産と品質向上をサポートしたい」と話す。(日本農業新聞2019年3月26日付近畿版より)