アスパラガスの生産拡大へ - JA岡山

全自動で選別・結束 1.5倍を安定出荷

 JA岡山はアスパラガスの生産拡大に向け、瀬戸内市邑久町尾張の尾張選果場に最新型計量結束機を導入した。全自動で選別・結束することで出荷作業が省力化でき、従来の1.5倍を安定出荷することが可能。同JAせとうちアスパラガス部会の面積拡大と新規栽培者の確保で、長期安定計画出荷につなげる。
 計量結束機は、生産者が規格ごとに出荷したアスパラガスを1本ずつ計量測定し、自動選別、規定の重さで規格に合わせて結束する。省力化とコスト削減で、出荷規格に合った高品質出荷が可能。県の補助事業と瀬戸内市の助成金の交付で導入した。
 部会は13戸が1.2ヘクタールで栽培し、年間出荷量は9トン。作業の省力化などで新規就農者への呼び込みを期待し、1.8ヘクタール、年間出荷量18トンを目指す。(日本農業新聞2019年7月12日付中国版より)

最新型計量結束機で作業をするJA岡山せとうちアスパラガス部会の谷口守部会長