初の食味選考会 匠の米を選出 - JAびばい

数量限定で販売

 空知管内のJAびばい美唄稲作振興会は10月中旬、会員が栽培した2019年産米の食味選考会を美唄市で初めて開き、同振興会で最も優れた米を選出して「匠の米」と命名した。その年に収穫した一番おいしい同振興会のオリジナルブランド米として、11月中旬から美唄市のAコープコア店で数量限定で販売する。
 選考会には会員4人が出品し、岸定組合長らJA役職員と関係機関の23人が評価委員とし官能試験をした。会員名、品種名を伏せ、各委員は一定の手順で精米・炊飯したものを白さとつやの外観、香り、味、粘り、柔らかさで評価した。結果は同振興会の桑折尚宏会長の「おぼろづき」が選ばれ、初代「匠の米」となった。
 同振興会は稲作経営技術の向上・改善と、稲作農家の経済安定に寄与することを目指して会員49人が活動する。
 「匠の米」はAコープコア店での販売の他、対面によるPR販売も計画する。また同市のふるさと納税の返礼品としても期間限定で出品する予定になっている。(日本農業新聞2019年10月28日付ワイド2北海道より)