バレイショ収穫最盛 作業員を仲介・あっせん - JA鹿児島いずみ

生産基盤の弱体化へ対応策

 JA鹿児島いずみ管内で、長島地区赤土バレイショの収穫が最盛期を迎えている。JAは、バレイショ収穫の労働力不足を支援するため、求人農家と求職者(作業員)を仲介・あっせんする職業紹介事業が活発だ。
 同事業は、農家の高齢化や担い手不足による生産基盤の弱体化への対応策として、組合員の労働力不足を支援している。2019年度は3~12月、延べ1432件の求人農家に対し、2464人の求職者を紹介した。
 バレイショの他、かんきつ「紅甘夏」やミニトマトなど管内の農作業についても、時期に合わせて同事業で支援する。JA営農支援課の担当者は「求職者が楽しく仕事ができる環境づくりと、農家の要望に応えられる事業にしたい」と話す。
 JAは今後も、地域農業の課題解決に向けた活動を通じ、JA自己改革プランとして掲げる「農業者の所得増大」や「農業生産の拡大」を実現していく方針だ。(日本農業新聞2020年2月4日付県版鹿児島より)