ズッキーニ ぜひ挑戦を  - JA伊豆の国

出荷者説明会  初心者でも簡単

 JA伊豆の国は2月下旬、ズッキーニ出荷者説明会を伊豆の国市のJA本店で開いた。
 JAは2016年度から自己改革の取り組み「地域振興作物の開発」の一環で、ズッキーニの産地化を目指している。市場からの需要を受け、JAがプチヴェールを栽培している生産者組織「小さな緑の会」の生産者に、夏季の栽培作物として呼び掛けて10年前から栽培を始めた。現在は同会の会員を中心に、19人が栽培している。3アールの栽培で10万円の所得を目指す。
 説明会は3月の播種(はしゅ)期に合わせ、毎年2月に開く。会場には、栽培に興味がある生産者が集まり、JA職員がズッキーニの特徴や出荷実績、栽培の流れ、種まきのポイント、病害虫対策などを細かく解説した。
 講師を務めたJA韮山営農センターの片山真秀さんは「ズッキーニは初期投資が少ないことや作業性が良いこと、専門技術が不要といった特徴があり、初心者でも簡単に栽培できる。一人でも多くの人に栽培にチャレンジしてもらい、産地化を目指していきたい」と話した。(日本農業新聞2020年3月6日付ワイド1東海より)